ゆかりちゃん事件 群馬県警がHP改良方針 情報収集に全力

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ゆかりちゃん事件 群馬県警がHP改良方針 情報収集に全力 - 2011.7.1 05:00

 太田市内のパチンコ店で平成8年、行方不明となった横山ゆかりちゃん=当時(4)=の事件は7日で発生から15年を迎える。
警察庁が1日、新たに公的懸賞金の対象に指定したことを受け、県警では未解決事件のホームページ(HP)を改良して情報提供を求め解決に力を入れる。

 県警が改良するのは「犯罪・事件情報募集中」のコーナー。これまでゆかりちゃん事件については、
パチンコ店内の防犯カメラのモノクロ動画を公開しているが無音のまま、時刻、パチンコ店の名称、地図すら表示していなかった。

 ゆかりちゃんと会話する不審な男性の身長などの身体的特徴は列記しているものの、当時のゆかりちゃんの服装の色は知らせず、情報提供を求める割には不親切な内容となっていた。

 このほか、太田遊技業防犯協力会から有力情報提供者に300万円が支払われる告知情報も別の事件の間に表示するなど他県警の重要未解決事件の情報募集サイトに比べ、見劣りしていた。
このため、県警ではゆかりちゃん事件をサイト上で1本にまとめる。

 また、県警捜査1課は公的懸賞金の指定にあわせ、例年5万枚作成していた情報提供を呼びかけるポスターを今年は7万枚に増刷。県内外で広く配布する。

 同課によると、ゆかりちゃん事件の情報提供は発生直後の8年は約600件寄せられたが、10〜12年は300件台に減少。
13年からは年100件前後で推移しているが、事件解決につながる有力な情報は得られていない。

 このため、同課は今年4月に課に新設された重要事件特別捜査係の捜査員ら7人を専従捜査に充て体制を強化した。

 群馬県内では平成21年11月以降、本県単独の殺人事件捜査本部が設置されていないことから、県警では「ゆかりちゃん事件解決に向け全力を尽くす」(幹部)方針を決めている。

 情報提供は、県警のHPのほか、フリーダイアル0120・889・324でも受け付けている。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110701/gnm11070105000003-n1.htm