「また貸し」問題で監査請求
長浜市が管理する旧・虎姫町内の住宅で、条例に違反する「また貸し」が行われている疑いがある問題で、地元の市議会議員3人が、
28日、市に対して、実態の調査や不正の是正を求める監査請求を行いました。
監査請求を行ったのは、竹内達夫議員など長浜市議会議員3人で、28日、市役所を訪れ住民監査請求書を提出しました。
長浜市が管理する旧・虎姫町内の住宅を巡っては、全体の半数近い174戸で、
▼名義人以外の親族や他人が住んでいたり
▼空き屋になっていたりする可能性が、市の調査で浮かび上がっています。
この中には旧・虎姫町の元助役が名義人になっている住宅もあり、元助役は、条例に違反する「また貸し」を行っていることを認めているということです。
監査請求では、今回の事案は氷山の一角だとして、詳しい実態調査を行った上で不正があれば住宅の明け渡しなどの措置を行うよう求めています。
長浜市では、さらに詳しく調査をし、悪質な場合は、住宅から退去するよう求めるとしています。
http://www.nhk.or.jp/lnews/otsu/2063783181.html 竹内議員「利ざや稼いでいる」と指摘
長浜市議会は9日午前に続き、同日午後から会派代表質問、10日午前から議員個人による一般質問を行った。
今年1月31日に新旭町の市営住宅で発生したガス爆発事故で、住宅の又貸しが明らかになった問題を受け、共産党の竹内達夫議員は会派代表質問で、
他の市営住宅、改良住宅でも同様の実態があるとして、徹底した調査を求めた。
虎姫支所長は「旧虎姫町時代に実態調査を行い、不適正な事例には指導、是正を行った経緯がある」と答弁し、「改めて市営住宅全戸の入居実態調査を支所あげて取り組んでいる」とした。
竹内議員は「調査がまともにできていない」と批判し、虎姫町時代の議会でも利用者の実態調査を求める声があったが、契約者への聞き取り調査のみだったことを指摘。
「本人が悪いことしているのに、本当のことを話すわけがない」と職員の調査手法を疑問視した。
側聞として「権利を200万、300万円で買った人もいる」「改良住宅は(賃料が)3000〜5000円。これを3万、4万円とって利ざやを稼いでいる。そういうことを許してはいけない」と訴えた。
http://www.shigayukan.com/news/2011/03/10/