福島・双葉町、避難先の加須市で初議会 震災の補正予算案審議
2011/6/28 10:00
福島県双葉町が埼玉県加須市の旧県立騎西高校に役場機能ごと避難してから初めての町議会(定数12、欠員1)が28日、
旧高校近くにある市の騎西総合支所で開かれた。30日まで3日間の予定。
町政報告で井戸川克隆町長は、東日本大震災と福島第1原発事故から埼玉県への集団避難に至る経緯や、
42都道府県に町民が避難している現状を説明。
「国の責任において(原発事故の)十分な補償がなされるよう強く要望していく」とし「今こそ町民との絆を深め、復興に向け取り組む」と述べた。
町議会には、町職員の緊急雇用などの震災関連経費を含む補正予算案が提出された。
29日に町議7人が一般質問し、30日に議案質疑を経て補正予算案を採決する見通し。
双葉町議会は3月末まで避難していたさいたまスーパーアリーナ(さいたま市)で開いた臨時議会で、
震災前に提出された2011年度の50億円規模の予算案を可決。震災で見込まれる歳入減への本格的な対応は9月議会となる見通し。〔共同〕
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E0EAE2E2E68DE0EAE2E4E0E2E3E39180E2E2E2E2;at=ALL