現代社会では「引きこもり」になる若者が多いといわれている。自分が他人から傷つけられたくない、
あるいは他人を傷つけたくないという理由で家の外に出て実際の人間関係を築くことを極端に避け非現実の世界に入り込んでしまう人々が多く存在している。
小寺氏は、「クリスチャンとなっても、自分がクリスチャンであるということを社会で証しすることで自分が傷つくことを恐れ、
『隠れクリスチャン』の様に振る舞ってしまう姿がないか」と問いかけた。
キリスト教が浸透していない日本社会にあってクリスチャンとして社会の中で伝道していくことは「自分の殻」を破らない限りは困難であるという
。ヨハネの福音書12章には、高価な香油をイエス・キリストの御足に注いだマリアの姿が書かれているが、
マリアはそのような「自分の考え・思いを捨てて主の御言葉のみを求める姿勢」を示した。ヨハネ12章の御言葉を読み、
「自分や自分の欲望を優先して、自分の欲望をまず満たそうとしている姿はないか、そのような罪深い自分をまず認め、
神の御言葉を優先する信仰の姿」に変えられていくことが必要であるし、「種」から「発芽」することで多くの実を結ぶクリスチャンとなることの必要性が改めて強調された。
http://www.christiantoday.co.jp/view-3271.html