ロイターサミット:太陽電池国内シェア、早期に10%目指す=サンテック
2011年 06月 21日 12:58 JST
[東京 21日 ロイター] 世界最大の太陽電池メーカー、サンテックパワー・ホールディングス(STP.N: 株価,
企業情報, レポート)日本法人のサンテックパワージャパンの山本豊社長は21日、日本市場の太陽光発電シ
ステムの出荷シェアを現行の2倍近くの10%まで早期に引き上げる考えを示した。
その時期について山本社長は「今年は難しいかもしれない」としたが、全量買取制度が導入される見通しの
2012年には「100%達成する」としている。「ロイター日本再生サミット」で語った。
山本社長によると、2010年のサンテックの国内出荷シェアは5―6%。順位は、シャープ(6753.T: 株価,
ニュース, レポート)、京セラ(6971.T: 株価, ニュース, レポート)、パナソニック(6752.T: 株価, ニュース, レポート)、
三菱電機(6503.T: 株価, ニュース, レポート)の国内勢4社に続き5位だが、山本社長は「それに甘んじること
はない。上位のシェアを奪って上に行きたい。直近では三菱を追い抜くのが目標だ」と述べた。
10年で約100万キロワット(1ギガワット)とみられている国内市場について山本氏は、1.2ギガワットまで
拡大するとの見通しを示した。日本法人の売上高は非公表だが「今年は倍にしたい」と述べた。
東日本大震災に伴う「脱原発」の動きが太陽光発電に追い風になっているとみられるが「震災で部材が確保
できずに供給にできない問題もあるので厳しい面もある」と述べた。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21807720110621