Wiiが失ったもの

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@涙目です。(関西地方)

Wiiリモコンでゲームが失った何か
http://allabout.co.jp/gm/gc/381664/

・Wiiに感じた、違和感
Wiiリモコンの分かりやすい新鮮な驚きは、普段ゲームをしないような人にまで広がっていきました。
Wiiというハードが世に出た時、ゲーム業界は大きく変化しました。ボタンの組み合わせによる複雑な操作を覚えずとも、
ゴルフならWiiリモコンをクラブに、テニスならラケットというように見立てて、
後は実際と同じイメージでただ振るだけでゲームが遊べるようになりました。
それは、ゲームに詳しくない非ゲームユーザーやライトユーザーにとって、
非常に分かりやすく、また、これまでのゲームよりもリアリティのあるものとして受け入れられました。
しかし、そこにはある違和感があります。分かりやすさはともかく、本当にリアリティがあったのでしょうか。

中略

・操作している自分に気がつく
ボタンを押すのに比べると、Wiiリモコンというのはたいへんに分かりやすい装置でした。
何しろ、Wiiリモコンをゴルフクラブのように振ればボールを打つことができ、
剣にみたてて斬れば、画面の中のキャラクターも戦います。
誰が見ても、何をしているのか一目瞭然で、多くの人の興味をひきます。

ところが、ゲームユーザーの中には違和感を感じる人も多くいました。
今までボタンという、画面の中で起きていることと全く関係のない地味な操作で、
自分が実際にやっていることと切り離してゲームの世界に没入していたのが、
実際に自分がコントローラーを剣のように振ってみると、ゲームの中と、
自分のやっていることの差に気がついてしまうことがあるんですね。
テレビの中でかっこよく剣を振るキャラクターと、テレビの前でリモコンを一生懸命振っている
自分の2者がいることを意識してしまうと、なかなかゲームの世界に入っていくことができません。

それまで繰り返しゲームで遊び、コントローラーを握るだけでゲームの世界に繋がるような
感覚を持つことができるようになったコアユーザーであればあるほど、その違和感は強烈だったかもしれません。