東京電力福島第1原発4号機の原子炉建屋上部にあり、機器を水に漬けて保管している「ピット」という
場所の水位が低下、水による放射線遮蔽効果がなくなり、露出した機器から強い放射線が出ている可能
が高いことが19日、分かった。
4号機は地震発生時に定期検査中だったが、地震と津波で冷却機能が失われ、使用済み燃料プールの水が
燃料の熱で蒸発して水位が低下。プールにつながるピットの水位も低下したとみられる。
東電は「4号機の建屋周辺の放射線量は特に高くなく、外部への影響はない」とするが、線量は測定して
おらず、作業が必要になった場合に放射線対策が課題になりそうだ。
2011/06/19 16:01 【共同通信】