オバマ米大統領は13日の演説で、雇用創出につながる米産業競争力の強化を図るため、毎年1万人ずつ技術者を養成するとの方針を打ち出した。
米国では、5月の雇用統計で雇用の伸びが大幅に鈍化し、景気の減速感が急速に強まっている。大統領は米企業の競争力を高めるため、
先端技術を担う人材の育成強化を打ち出した形だ。
オバマ大統領は同日、ノースカロライナ州のLED照明製造会社で演説。雇用創出に全力をあげる考えを改めて示すと共に、
中国やインドなどの新興勢力にも対抗できるよう、米技術者を毎年1万人ずつ育成する考えを表明した。
米政府高官は同日、朝日新聞の取材に、米シリコンバレーのIT大手経営者が、同計画について大統領に助言すると共に、
力を入れていることを明らかにした。(ダーラム〈米ノースカロライナ州〉=尾形聡彦)
http://www.asahi.com/international/update/0614/TKY201106140001.html