企業の情報システム部門が抱えるさまざまな課題を挙げ、その解決手段としてマイクロソフトが開発を進めているアプリケーション開
発ツール「Visual Studio LightSwitch」(以下、LightSwitch)について簡単に紹介した。今回からは、LightSwitchでいったいどんなこと
ができるのか、情報システム部門における、どのような課題を解決できるのか、具体的に紹介していきたい。
今日、企業を取り巻くビジネス環境は、目まぐるしいスピードで変化している。ユーザーニーズや競合他社の動き、景気動向などが
変化するサイクルは、ひと昔前とは比べものにならないほど短い。さらに東日本大震災を契機として、予期せぬ災害への対応も重
視されるようになった。
当然ビジネスの現場では、こうした環境変化への迅速な対応が求められている。業務を支えるITシステムもしかりだ。よって、情
報システム部門は環境変化に迅速かつ柔軟に追従できるシステムの提供が求められているのだが、多くの場合、予算や人手、時
間的な制限のために、ユーザーの要望になかなか応えられないのが実情だ。
マイクロソフトによれば、LightSwitchは企業の情報システム部門が抱えるこうした課題の解決に極めて適しているという。その理
由は、同社がLightSwitchのキャッチコピーとして掲げる「本格的な業務アプリケーションが驚くほど簡単に構築できる」という売り
文句に凝縮されている。アプリケーションの開発効率を大幅に向上させることによって、情報システム部門の業務効率を上げ、現
場ユーザーのニーズに迅速かつ柔軟に応えられるようになるというわけだ。
LightSwitchは、この「データベース+画面」という業務アプリケーションの最も基本的な枠組みを、極力簡単に開発することを目
指している。実際のところ、その開発手順も至極単純にできている。
具体的な作成ステップとしては「データを定義する」→「データとひも付く画面を定義する」。大まかに言うと、これだけで基本的な
開発作業はほぼ完了する。あとはアプリケーションの「外観やデプロイ方式」を定め、実際の「環境に展開」するだけだ
詳細は
http://www.atmarkit.co.jp/im/cbp/serial/lightswitch/02/01.html