探索機を専門に取り扱うグッドマン(横浜市金沢区、(電)045・701・5680)は、
ケーブルの繰り返し疲労で発生する素線断線や半断線の場所と内容を検出できるパルス反射式ケーブル測長/診断装置「TXレンジャー」を発売した。
パルス反射式ケーブル測長機の基本原理は、漁船のソナーや超音波診断装置に見られるエコー探索をメタルケーブル内に展開するもので、
パルス信号をケーブルに注入することで、端末や事故点から得られるインピーダンス不整合部までの時間差を距離とグラフで表示する装置で、パルス幅が短いほど分解能が高く高詳細の解析が行える。
■32ビットCPUの超高速パルス測定
TXレンジャーは、新開発の32ビットCPUの超高速パルス測定が特徴で、従来品では不可能であった微細な障害個所の特定と診断が行えるため、下記に示す多岐にわたるアプリケーションが可能。
(1)繰り返し運動に伴うケーブ断線や素線断線個所の検出と内容分析
(2)全メタルケーブル対応で絶縁不良や接触不良/短絡個所の検出
(3)ケーブル接続部の検出と診断
(4)ケーブルの劣化診断
(5)地絡個所の検出
■微細なイベント検出に優れる
TXレンジャーは、従来のTDRが目標としていた距離重視(10〜40km)とは異なる2.5〜600m以内の近距離ケーブルをターゲットにした高詳細型のTDRとして開発され、
微細なイベントの検出では他に類を見ない性能とともに次の優れた機能を発揮する。
(1)ケーブルの全長測定
(2)探索内容のメモリー機能
(3)非接触ケーブル探索用のトーン発信機能
(4)取り扱いが容易なアイコン追従の簡単操作
(5)小型軽量で低価格
(6)LEDバックライト
(7)オートフィルター機能
グッドマンではすべての探索機にデモ品が用意されているため、実機によるテストが随時可能となっている。取り扱い方法のバックアップが完備されていることもあり、性能評価が気軽に行えることも特徴の一つとなっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110601-00000001-fsi-bus_all