(党首討論の38分53秒〜40分38秒の部分を書き起こし)
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(菅直人)
谷垣総裁から、私が与党民主党の衆議院の全体を十分に束ね切れていないということの
ご指摘がありました。ご指摘をいただいていることは私も重々承知をいたしております。
しかし、政策的に申し上げますと、たとえば小沢元代表は、いま自由民主党がもっとも
厳しく批判をしている4Kについて、基本的にはそれをそのままやるべきだということを
言われておりまして、私たちとしてはこれはある程度マニフェストの見直しが必要ではな
いかということで党内の議論を進めているところであります。
そういう意味で、野党であるからいろいろな戦術戦略を使われることは、それは十分理
解はできますけれども、少なくとも国民の皆さんには、政策的な軸がどこにあるのか、軸
がなくてただそういうものを政局にだけ使おうとしているのか、そこを私は国民の皆さん
は見ておられる。
やはりここはなんとか与野党の合意を得て、この大震災の復旧復興、そして原子力のこ
の事故の収束を国会が一丸となって取り組むということを、ぜひ勇気ある野党の党首とし
て谷垣さんに要請をして、私からの言とさせていただきます。
(谷垣)
党内のことは党内で片付けてください。野党は野党としての行動をとります。
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