「拳銃ほしい」金づちで警官殴る
25日午後3時ごろ、大阪市東住吉区住道矢田の路上で、東住吉署地域課の男性
巡査長(26)が、職務質問しようとした男に突然、金づちで顔を殴られた。さらに、男は巡
査長に馬乗りになり、巡査長から奪った警棒で頭や顔を殴打。
近くにいた男性(26)らが男を取り押さえ、駆けつけた同署員が殺人未遂と公務執行妨
害の疑いで現行犯逮捕した。巡査長は顔面骨折など全治約2カ月の重傷。
同署によると、男は自称同市平野区長吉長原東の無職、佐藤昭容疑者(23)で、
「自殺するため拳銃がほしかった。殺してでも奪おうと思った」と供述しているという。
佐藤容疑者は自転車で走行中、自転車でパトロールしていた巡査長に声をかけられ逃
走。約300メートル追跡されたところで突然、ポケットから金づちを取り出し、殴りかかった。
暴行を加えながら、巡査長の拳銃に手を伸ばして奪おうとしたという。
佐藤容疑者宅の近所の女性は「ずっと思い詰めたような表情をしていた」と話している。
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/26/20110526-053220.php