【MLB】西岡剛の骨折を引き起こしたふたつの伏線
スポルティーバ 4月15日(金)20時14分配信
左足腓骨(ひこつ)の骨折からわずか3日後、西岡剛は早くも球場内にあるリハビリ用のプールで歩行訓練をはじめた。
聞けば、浮力のあるプール内では通常の25%ほどしか足に負荷はかからないと言う。
リハビリはアイシングと患部に超音波をあてること、そしてプールでの歩行訓練のみ。
まだ、ごく単純なトレーニングしかできていないが、専属トレーナーの大饗将司(おおあい・まさし)氏は早期復帰に期待を寄せる。
「驚異的な回復を見せていますよ。マッサージなどの治療により患部の腫れもかなり引いてきていますから」
4月7日、ヤンキースタジアム。ツインズが3対4と1点差に詰め寄って迎えた終盤、
二塁ベース上で西岡と一塁走者のスイッシャーが交錯し悲劇は起きたわけだが、実はこの伏線はいくつかあった。
7回裏、ヤンキースは1番のジーターが内野安打で出塁し無死一塁。続くスイッシャーは5-4-3のダブルプレイかと思われたが、
西岡からの送球がワンバウンドし一塁手のモーノーがボールをこぼしてしまう。
西岡にしてみれば、自身の送球を悔やむこととなった。そして、続くテシェイラの当たりは再びサードへ。打球が緩かった分だけ、二塁ベース上で交錯するのは仕方なかった。
ここで西岡の脳裏にはその前のプレイのことが浮かんだ。「一塁に走者を残したのは俺の送球がワンバウンドだったから」。
今度こそ、しっかりとした送球をしようと思った分だけ、走者をかわすのが少し遅くなり、アクシデントは起きた。
終盤での1点差のゲームとなれば、野手も走者もぎりぎりのプレイになるのは当たり前だ。
(略)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110415-00000303-sportiva-base