東京電力は23日、福島第一原子力発電所2、3号機について、地震発生直後の
原子炉の各種データをもとに解析を進めた結果、1号機と同様に核燃料がメルトダウン(炉心溶融)
していたとする報告書をまとめた。経済産業省原子力安全・保安院に提出する。
報告書では、2、3号機について〈1〉炉内の水位が水位計の表示通りだった〈2〉水位計のデータは信頼できず、
1号機と同じ様に核燃料が全露出している ――の二つのケースに分けて、模擬計算を行い、結果を示した。
それによると、いずれの場合にも核燃料が溶融して、原子炉圧力容器底部に崩落した状態になっていると評価。
特に、水位計が故障しているケースでは、核燃料全体が溶融して、崩壊しているとした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110524-00000086-yom-sci