○二メ総合

6日に亡くなった官能小説家の団鬼六さん(本名=黒岩幸彦、享年79)の通夜が15日、東京・増上寺で営まれ、
女優の杉本彩(42)ら400人が弔問に訪れた。杉本は「寂しいですね」と切り出すと号泣。それでも、
「(団先生は)最高に幸せな人生だったと思います。人間としてどうしたら幸福になれるかを実現された方でした」と
涙をこらえながら悼んだ。団さん原作の映画「花と蛇」シリーズで主演したが、「先生の作品と出会えなければ、
表現者としてフラストレーションを溜めたまま、芸能界での存在意義も感じられなかったかもしれない」と
感謝。撮影現場では、「(出演者の)気持ちをほぐしてくれた。たくさんの女性(キャスト)に囲まれ、
幸せそうに笑っている先生の姿が印象的に残っています」と話した。2年前に別の作品の映画化の
話もあったが、実現しなかった。「もう一度、体当たりで演技を頑張らせて
もらえたら、どんなによかったことか」と声を詰まらせた。

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