数学日本一に向け、「かけこみ寺」開講 大川
2011年5月12日
子供たちの勉強を手助けする職員(左)=大川市
「数学日本一のまち」をめざす福岡県大川市の市文化センターで11日、市職員らが
ボランティアで算数や数学を小中学生に教える「数学かけこみ寺」が始まった。昨年に
続く試みで、定員50人に55人の応募があった。来年2月まで毎週水曜、計33回の
補習授業が続く。
「かけこみ寺」は、円周率を82桁まで計算した旧久留米藩主をまつる若津神社が市
内にあることなどから「数学に強い人材を育てよう」と市が企画した。昨年は半年の
コースだったが、今年は通年で受講を希望する小中学生を募った。
事務局の市経営政策課によると、申し込んだのは小学生44人と中学生11人。うち
24人は2年目で、柳川市や久留米市など市外からも13人が加わったという。
授業は午後5時半からで、小学生が50分間、中学生は80分間。原則的に教えても
らいたい教材を子供たちが持ち込み、市職員らが手分けして問題の解き方や数式の考え
方を説明する。
初日の11日は、49人の子供が参加、ボランティアの職員ら13人が顔をそろえ、
子供たちの悩みの答えを探していた。(三輪節生)
http://mytown.asahi.com/areanews/fukuoka/SEB201105110042.html