【郡山市以上】福島市の下水処理施設の汚泥から、さらに高い濃度の放射性物質【福島市】
福島県郡山市の下水処理施設の汚泥などから放射性物質が検出された問題で、福島県が、
ほかの施設も調査したところ、福島市の施設から、さらに高い濃度の放射性物質が検出されました。
この問題は、郡山市にある下水処理施設で汚泥などから比較的濃度の高い放射性物質が
検出されたもので、福島県は、今月2日から県内の19の下水処理施設で汚泥などを調査
してきました。
その結果、福島市の「堀河町終末処理場」の汚泥から、1キロ当たり44万6000ベクレルと、
先に明らかになった郡山市の施設の汚泥を上回る放射性セシウムが検出されるなど、新たに4つの
施設の汚泥などから1キロ当たり1万ベクレルを超える放射性セシウムが検出されました。
ただ、放射性物質が検出された施設の周辺では、大気中の放射線量が増加する傾向は見られない
ということで、福島県は「外部の環境には影響を与えていないのではないか」と話しています。
一方で、福島県によりますと、一部の施設の汚泥はセメントの材料などとして運び出された可能性も
あるということで、追跡調査を行うことにしています。福島県は、放射性物質を含んだ汚泥の処理など
について、国に基準を示すよう求めていて、7日に福島県を訪れた大畠国土交通大臣は、今週半ば
までに基準を示すという考えを県に伝えています。
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20110508/t10015758741000.html