『ソクラテス・イエス・ブッダ』フレデリック・ルノワール著
今から2300年前にアテナイ(アテネ)に住んでいたとされる哲学者ソクラテス、
2000年以上昔にパレスチナに生まれたとされる神の子イエス、
そして、2500年ほど前に北インドで暮らしていたとされる目覚めた人ブッダ。
冒頭に掲げるのは、地上の多くの人々の集団意識に大きな足跡を残したこの3賢人は、
はたして実在したのかという疑問である。答えは「否(ノン)」。
3人が歴史上、確かに存在したという決定的証拠は実は一つもないのだと、
フランスの作家で宗教ジャーナリストでもある著者は断言する。
謎に包まれた3賢人によって伝えられた言葉、行動、業績などを細かく追いながら、
人生の意味と真の幸福の正体を探る。(神田順子、清水珠代、山川洋子訳/柏書房・2415円)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110508/bks11050807480002-n1.htm