8日は「母の日」。県内の百貨店やスーパー、生花店などは7日、定番のカーネーションに加え、日傘や衣料品など、
心を込めたプレゼントを求める姿でにぎわった。東日本大震災の影響で消費の落ち込みも懸念されているが、商戦の期間中、昨年より売り上げ増を見込む店もある。
鹿児島市・天文館の山形屋によると、今年は日傘コーナーが例年に増して人気を集めている。従来の紫外線(UV)カットや遮光に加え、
体感温度を5度程度下げる効果がある遮熱加工を施した新商品も登場。プレゼントに手ごろな5000円のものなど約700本を陳列しており、4月は前年同月比30%増を売り上げた。
母(60)の日傘を選びに妹(28)ら3人と訪れた同市桜島町の主婦(34)は「いろんな色があって楽しい。1万円のシックな色のものを選んでプレゼントしたい」と話していた。
このほか、バラやカーネーションを専用液にひたしてできる「プリザーブド・フラワー」も人気。生花のみずみずしさが数年にわたり楽しめるという。
同店では母の日キャンペーン(4月20日〜8日)の期間中、前年比10%増の1億円の売り上げを見込んでいる。
また、同市の「イオン鹿児島ショッピングセンター」では、UV加工のブラウスやパーカーのほか、バッグ、座いす、低反発枕などが売れており、連日、多くの買い物客でにぎわっている。
(2011年5月8日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20110508-OYT8T00156.htm 依頼655