憲法記念日:平和、復興考える /岐阜
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20110504ddlk21040012000c.html 東日本大震災の復興に憲法を生かすのか、憲法を変えるのか−−。憲法記念日の3日、憲法や平和、
復興について考える行事が県内各地で開かれ、多くの参加者が憲法を改めて見つめ直した。【三上剛輝、立松勝】
◇生存権の理念に照らした救済を
岐阜市の長良川国際会議場では「憲法施行64周年記念集会」(憲法9条を守る県共同センターなど主催)があり、
市民ら約400人が参加した。日弁連会長の宇都宮健児氏が「人間らしいくらしと平和を求めて」をテーマに講演。
震災復興について「憲法25条の生存権の理念を保障するという視点にたった救済が必要」と語った。
宇都宮氏は「津波などでローンを残したまま自宅をなくした人が多重債務者に陥ることを防がなければならない。
貧困解決と平和運動はつながっている。9条と25条を守り人権を保障し、経済的貧困、人間関係の貧困を解消すべきだ」と話した。