「スラマッパギー」からはじまる異文化体験

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1名無しさん@涙目です。(東京都)

安芸高田市立吉田中学校で出前講座が行われました〜「スラマッパギー」からはじまる異文化体験〜

「スラマッパギー!!」突然の言葉にぽかんとする生徒達。するともう一度「スラマッパギー!ナマサヤ ナオコ イワイザコ!」
何人かの生徒が「スラマッパギー」と返すと「すごい!私と通じた!何て言ったと思う?」祝迫さんは笑顔で生徒達に話しかけ、出前講座は始まりました。
「スラマッパギー」はインドネシア語で「おはようございます」の意味、そして「デンチャヤ」はインドネシア語で「明るい」を意味し、祝迫さんの現地ニックネームです。

祝迫さんは広島県立高宮高校(安芸高田市)の教員で、2006年に青年海外協力隊経験者の教員と出会い、
体験談を聞いたことで協力隊活動に興味を持ち、現職教員特別参加制度を利用し、インドネシアで青少年活動という職種で1年9ヶ月間の活動をしてきました。

「みんな、インドネシアってどこにあると思う?」祝迫さんの問い掛けに数人の生徒達が手を挙げ、地図を指差します。「じゃぁ、日本はどこ?」全員が指差し、「ここ!!」と言いました。
「みんなすごいね!日本がどこにあるか分かるよね!でもね、私が行っていたインドネシアで同じ質問をすると、大人でも自分の国がどこにあるか答えられない人が多かったんだよ。」
小学校の写真を見せ、「小学生なのにみんな大きいよね?なんでだろう?」そこに写っている女性達の中で一番若い人は16歳。
祝迫さんは日本とは異なる環境のインドネシアで、学校からドロップアウトした人達の再教育やお母さんたちの識字教育に力を入れて活動してきました。

現地の活動で一番困ったことは「交通手段がないこと」。巡回指導をしなければならないのに交通手段がなく仕事ができないため、
何をしようか悩み、特技である空手を指導する日々が4カ月も続いたそう。
そんな中、インドネシア人に言われた「活動をうまく進めたいなら、友達を作りなさい。友達を作ればきっと友達が助けてくれる。」この一言が活動を進めるきっかけになったそうです。
(略)
http://www.jica.go.jp/chugoku/topics/2010/100712_01.html