キャンセル2万5172人 県内のホテル・旅館132軒
東日本大震災による国内旅行の自粛ムードに加え、原発事故による海外客の減少が深刻化する中、
県が27日発表した県内のホテル・旅館へのアンケート結果によると、7月末までの予約キャンセルは
2万5172人に上ることが分かった。
調査は今月15日時点で実施し、対象とした291軒のうち、132軒が回答した。
震災が発生した3月11日から7月末までのキャンセル数は、国内客が1万9916人、海外客は5256人。
ゴールデンウイークの予約状況は、施設によってばらつきがあるものの、前年より4割以上減少している
施設が24軒あったという。
県観光課によると、震災の影響によるキャンセルは減ってきたという声がある一方で、いまだ続いている
施設もあるといい、「西日本の旅行各社に対する働き掛けや、街頭でのPR活動で佐賀をアピールしてい
きたい」としている。
=2011/04/28付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/239323