カード偽造など悪用の恐れ ソニー情報流出、履歴チェック・番号変更など自衛必要
全世界で最大7700万人分という日本企業としては類を見ないソニーの個人情報流出は、
ネットビジネスの“弱点”を改めて浮き彫りにした。犯罪組織が関与していれば、クレジットカードの
偽造などで悪用される恐れがある。ソニーやカード会社が負担し利用者に被害が及ぶことはないが、
身に覚えのない使用履歴をチェックしたり、カード番号を変更したりするなどの自衛が必要になる。
「カードの登録情報が読み取られ、被害が発生する可能性もある」。プレイステーション(PS)3を
販売するソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の担当者は、利用者に注意を呼びかけている。
被害が出た場合は、「誠心誠意対応する」としており、カード会社などと対応を協議する考えだ。
ソニーは、PS3をめぐっては、「アノニマス(匿名)」と呼ばれる国際的なハッカー集団とトラブルになっていた。
今年1月にソニーは、PS3の基本情報をネットで公開した有名ハッカーのジョージ・ホッツ氏を提訴。
これにアノニマスが「情報は自由だ」と反発し、ソニーへの攻撃を示唆していた。
つづき
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110427/biz11042723310074-n1.htm