偽装は許さん 保安院、西山英彦審議官 地震発生直後の記録回収を命令

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@涙目です。(チベット自治区)

東日本大震災:福島第1原発事故 地震発生直後の記録回収を 保安院が東電に命令
 東京電力福島第1原発事故で経済産業省原子力安全・保安院は26日、東電に対し、地震発生後の原子
炉の状態などの記録を回収し、報告するよう命じたと発表した。西山英彦審議官は会見で「今後予定される
政府全体の検証作業に役立てるため、発生直後を含めたすべてのデータの提供を要請した」と述べた。
 東電と保安院によると、対象は原子炉圧力容器や格納容器の水位、温度、圧力や、放射性物質を含む水
蒸気を格納容器から大気中に放出した「ベント」作業の実績など。
 3月11日の地震発生直後のこうしたデータは、同日午後7時半までは紙に打ち出されるなどして中央制御
室内にあるとみられる。しかし、室内の放射線量が高く、作業員が長時間滞在できないため、東電は回収方
法を検討している。
 日々の原子炉の監視については、作業員が6時間ごとに中央制御室を訪れ、短時間で機器を確認している
という。
 保安院はデータ回収の際に必要以上の被ばくを避けることや、回収が困難な場合は報告時期の見通しを
示すよう、併せて求めた。【江口一、足立旬子】