沖縄の魅力

ゆいレールが乗客１億人突破

沖縄都市モノレール（ゆいレール、比嘉良雄社長）の累積乗客数が２６日、１億人を突破した。開業した２００３年８月から２８１６日目での達成。
県庁前駅で記念式典があり、１億人目の乗客となった那覇市首里儀保町の元中学校教員、福治貞子さん（６９）へ比嘉社長から認定証と乗車カードなどの記念品が贈られた。

　書店で孫の参考本などを買い求めた帰りだったという福治さんは「宝くじも当たったことないのに」と驚いた様子。自宅は儀保駅まで徒歩約２分。
学習支援ボランティアや自治会の活動のため、県庁や那覇市役所などへの移動の足として１日最低４回乗車するという常連客で「定時運行なので時間の節約になるし、金銭的にも安くて助かる。多くの人に利用してほしい」と話した。

　ゆいレールは、東日本大震災の影響による観光客数の減少で乗客数が落ち込んでいるが、４月半ばから、修学旅行生らの利用が持ち直し傾向だという。
比嘉社長は「２両編成の小さな小さな列車で１億人のお客さまを無事に運んだ。これからも、安全に快適に定時に安い価格で運行したい」とあいさつした。

http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-04-26_17093/