路線変更して人気が出たけどその前の方が面白かった漫画

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1名無しさん@涙目です。(東京都)

雑誌でなくコミックスで利益を得る構造は、オイルショックがきっかけ

+D PC USER 2月15日(火)14時47分配信

 「業界はこのまま行けば数年で崩壊する」――週刊連載を抱える現役漫画家である赤松健氏と、「サルまん」などで知られる編集家の竹熊健太郎氏。
電子出版時代における業界の変動を漫画家と編集家という異なる2つの視点で解き明かす5日間連続掲載の対談特集。

●雑誌でなくコミックスで利益を得る構造は、オイルショックがきっかけ(竹熊氏)

竹熊 6年前に「マンガ原稿料はなぜ安いのか?」という本を出したんですよ。きっかけは2ちゃんねるのスレッドで、バガボンドの井上雄彦さんの原稿料がページ当たり20万円だって書いてた人がいて。
そんな額はあり得ませんよというのを匿名で書いたら向こうが突っかかってきてさ。ちょっとしたバトルになったんです。

赤松 20万円はないですね。

竹熊 僕が2ちゃんねるでバトルしたのはそれが最初で最後ですけどね。実は別ルートで、井上さんが「SLAM DUNK」をやってたときの最後の原稿料はこのくらいって聞いてたんです。
そこから類推しても、20万円はあり得ないと確信していたんです。

赤松 単行本がある程度売れ始めると、原稿料はどうでもよくなりますけどね。

竹熊 それを機に、業界の原稿料の相場を調べてみたいと思って。でも、そうした話は漫画家の間でも聞きづらいわけですよ。
だから、某出版社のある編集者にこっそり聞いたんですよ。もちろんプロですからどの先生がいくらもらってるというのは絶対に教えてくれないんですけど、
代わりに、「竹熊さん、昔はともかく、今のうちではページ5万円以上の作家はいないと思ってください」とヒントをくれて。

 あとは別ルートで、某週刊漫画誌の編集経費が1冊約2000万円というのを聞いたことがあって。今だと中とじの雑誌がだいたい400ページくらいだから、
単純計算で編集部が物理的に払える額の上限がページ当たり5万円だと。しかもどの作家も原作がつく可能性があるわけじゃないですか。
その場合は原作者にも払う必要があるので、2万5000円というのが1つの上限の基準なのかなと。ギャグ漫画だとページ3万円とか4万円という人はいますけどね。
(略)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110215-00000046-zdn_pc-sci