http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE0E0E2E3948DE0E0E2E6E0E2E3E39C9C91E2E2E2;at=ALL 米マクドナルド純利益11%増 1〜3月、震災影響軽微
米マクドナルドが21日発表した1〜3月期の決算は純利益が12億900万ドル(約990億円)となり、前年同期比で11%増加した。メニュー強
化などで売上高が61億1160万ドルと9%伸びたことにより、原材料高によるコスト増を吸収した。ただ、今年の原材料コストは米欧で4〜4.5%上昇する見通しとしており、食品高の影響が今後も避けられない情勢だ。
既存店売上高が前年同期比で4.2%増と順調に伸び、増収につながった。米国では3月に商品価格を全メニュー平均で1
%程度引き上げている。地域別にみると欧州の伸び率が最も高く、5.7%増。米国は2.9%増、アジア・中東アフリカは3.2%増だった。東日本大震災による影響は「軽微」(同社幹部)にとどまったという。
今年の原材料コストの上昇率について、昨年末の段階では米国で2〜2.5%増、欧州で3.5〜4.5%増と予想していた。今後は主要商品についても小幅な値上げが避けられない見通しとされる。
原材料高を商品価格に転嫁する方針が明確になったことを受け、21日のニューヨーク株式市場ではマクドナルド株が1.5%下落した。