漢方薬は怖いほど効くガチで

ツムラは１８日、漢方薬の原料として知られる甘草（カンゾウ）の大規模栽培技術を確立したと発表した。
これまでは中国北部の野生品を収穫しており乱獲による砂漠化などが懸念されていた。
今後１００ヘクタール規模での栽培を始め、同社の漢方薬の成分は順次、栽培品に切り替える。
日本での栽培も検討する。
中国で栽培法の特許を取得済み。

　甘草は炎症などに効果がある。
漢方の主生薬でツムラでも全漢方の７割に配合されている。

　中国医薬保健品股分、北京中医薬大学との共同研究の成果。
２００１年から栽培化に着手したが、日本の医薬品規格基準にかなう成分量を満たせなかった。
自生地を調査し、粘土質の土壌にするなど条件を整え、主成分のグリチルリチン酸含量を平均３・５％に高めるなど規格を満たした。
大型機械を導入し、すでに約７０ヘクタールでの栽培と一部収穫に成功している。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020110419agap.html