牛タン弁当販売で仙台支援
富山・金沢両駅で26日売上金の一部義援金に東日本大震災で被災した仙台市を応援しようと、
JR仙台駅の名物駅弁、牛タン弁当計700個が26日JR富山、金沢両駅で販売される。売り上げの一部は義援金として被災地に送られる。
富山駅の名物駅弁、ますずしの製造大手「源」(富山市南央町)が、交流のあった牛タン弁当販売「こばやし」に支援を申し入れたことがきっかけ。
仙台駅では新幹線が止まり、牛タン弁当を作ってもほとんど売れない状態。
震災後は支援活動にあたる自衛隊員や避難者のため、牛タンではない格安の弁当を特別に製造し、販売していた。
今回の特別販売は、北陸線内で駅弁を販売する源など6社と、売り場を提供するジェイアールサービスネット金沢などが協力して実現した。
26日未明に仙台から牛タン弁当を積んだトラックが出発し、富山駅では午前8時から300個を、金沢駅では午前10時から400個を販売する予定。
「網焼き牛たん弁当」=写真=と「みそ牛たん弁当」の2種で、値段は各1000円。
「こばやし」によると、震災後にこれだけの数を販売するのは初めてで、
営業部長は「富山では食べたことがない人も多いはず。ぜひおいしく味わってもらい、被災地の力になってくれるとうれしい」としている。
ttp://hokuriku.yomiuri.co.jp/hoksub1/keizai/ho_s1_11042202.htm