亀裂幅最大33センチ 富士山スカイライン(
県富士土木事務所は21日、富士山5合目富士宮口に通じる富士山スカイライン(県道富士公園
太郎坊線、全長13キロ)で、3月15日に発生した県東部を震源とする地震の被災状況調査を行っ
た。路肩の盛り土が崩れ、路面に亀裂が生じている場所などを確認した。
標高1940メートル付近では最大で幅33センチ、深さ75センチの亀裂が約70メートルにわたって
生じた。2330メートル付近でも約30メートルにわたって路肩が20センチほど沈下した。小さい亀
裂も含めると約40カ所で被害が確認された。同事務所は板状のくいで補強したり、舗装し直すなど
応急復旧にかかり、通行止め解除時期を5月末には発表したいとしている。
一方で5合目付近では落石の恐れもあるため、同事務所は安全が確保されるまで解除は難しいと
みている。
5合目から上の登山道部分は凍結した雪に覆われている状態で、「山小屋の状況も含めて現状で
は把握できない」(同事務所)。6月に調査して判断するという。
http://www.at-s.com/news/detail/100022114.html