閃光のナイトライド

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1ベイビードール 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 (関西地方)

紫外線LED出力2倍、価格半値に ナイトライド来月、サンプル出荷

http://www.topics.or.jp/localNews/news/2011/04/2011_13032638156.html
http://www.topics.or.jp/data/local_news/news/2011/04/pMDDullc.jpg


紫外線LED開発・製造のナイトライド・セミコンダクター(鳴門市)は、既存製品と比べて2倍の出力を持ち、
価格を半分以下に抑えた波長375ナノメートル(ナノは10億分の1)の表面実装型LEDを開発した。5月からサンプル出荷する予定。

 高出力化によって、医療機器や工業用の樹脂硬化装置など、搭載機器を小型化できる。
また低価格化を図ったことで、旧来の水銀ランプからLEDへの置き換えの促進が見込めるという。

 開発した紫外線LEDは、6角形の基板(縦約2センチ)に25個のLEDチップを配列。
出力電流300ミリアンペアで900ミリワットの出力を確保した。

 チップの結晶構造や表面形状を工夫し、紫外線透過率の高いレンズを装着することで、発光効率を20%超に高めた。
商品化に際しての難題とされる放熱性も向上したため、高価なセラミック製部材が不要となり、製造コストを圧縮できた。

 紙幣識別機や光触媒を使った空気清浄機など、紫外線光源の応用例は幅広いが、現在も光源の主流は水銀ランプが占めている。
LEDは高単価がネックとなり、グレードの高い機種以外では置き換えが進んでいないのが現状だ。

 ナイトライドによると、産業用では375ナノメートルの波長の用途が最も多い。
最近は東日本大震災による電力不足から、製造装置の省エネ化に向けた問い合わせも増加傾向だという。
村本宜彦社長は「高い品質とコストパフォーマンスで、LEDへの置き換えを加速させる」と市場浸透に自信を込めている。
【写真説明】ナイトライドが新開発した紫外線LED