海中の遺体捜索、水中ロボットを派遣
災害救助支援ロボットを開発するNPO法人「国際レスキューシステム研究機構」
(会長=田所諭・東北大教授)は19日から、東日本大震災の津波で大きな被害を
受けた岩手県陸前高田市、宮城県の南三陸町と亘理町に水中探査ロボットを派遣し、
沿岸の海底で遺体の捜索を始める。
見つかれば自衛隊に連絡し、収容に結びつけたい考えだ。
自衛隊などのダイバーが海に潜って捜索しているが、大量のがれきが海底に堆積
しており、難航している。このため、岩手県災害対策本部などがロボットの派遣を依頼
していた。捜索は5日間行われる。
出動するのは、東京工業大の広瀬茂男教授が水難救助活動用に開発した「アンカー
ダイバ3号機」と、米国の研究者が開発した「マイクロROV」。このうちアンカーダイバ
3号機は胴体部の長さが60センチの円筒形で、ボートで引っ張って海底を捜索する。
(2011年4月18日22時33分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110418-OYT1T00947.htm