ν速のボリュームゾーンは30代後半〜40代前半

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1 忍法帖【Lv=35,xxxPT】 (兵庫県)

2月に登場したIntel SSD 510シリーズは、Serial ATA 6Gbps転送に対応したハイエンドモデルだが、市場ではSerial ATA 3Gbpsに対応したマザーボードがまだ数多く流通している。
こうしたボリュームゾーンのユーザーに向けて登場したのが、Serial ATA 3Gbpsに対応して大容量モデルを追加した「Intel SSD 320」シリーズだ。

 従来のバリューモデルだったX25-Mやハイエンド向けのIntel SSD 510シリーズとの違いは、コントローラの違いによる転送速度の向上以外に、フラッシュメモリのプロセスルールが25ナノメートルに微細化された点にある。
CPUと同じくフラッシュメモリもプロセスルールが微細になると製造コストが下がり、容量が増えていく傾向にある。
Intel SSD 320シリーズでもプロセスルールの微細化で、300Gバイトや600Gバイトという、大きなアプリケーションのインストールやデータの運用にも耐えられる大容量モデルが加えられた。
インテルでは、25ナノメートルプロセスルールの採用で最大30%の低価格化が実現したと説明している。

 Intel SSD 320シリーズは容量の異なるモデルが多数用意される。
その性能は容量ごとに大きな差が出ており、最小容量である40Gバイトモデルではシーケンシャルリード200Mバイト/秒、シーケンシャルライト45Mバイト/秒であるのに対し、
最大容量である600Gバイトモデルではシーケンシャルリード270Mバイト/秒、シーケンシャルライト220Mバイト/秒となる。
SSDのコントローラは、複数のメモリチップを並列して読み込むことでデータの読み書きを高速化しているため、チップ数の多い大容量モデルの性能が高くなる傾向があるためだ。

 SSDの性能指標の1つに、1秒間に行なわれる4KBサイズのファイルデータの読み出しと書き込みの回数を表わす「4KBランダムIO IOPS」がある。
こちらも容量ごとに差がでるが、Intel SSD 320シリーズでは、容量の小さなモデルを除いてX25-Mや最新のIntel SSD 510シリーズよりも書き込みの数値で増えている。
大容量モデルでは、細かなファイルの書き込み性能が大幅に向上することで、Windowsの体感的な操作性改善が期待できる。

http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1104/12/news044.html