「体がきれいになる」女子生徒にコーヒー浣腸 医師法違反容疑で男ら逮捕 千葉・山武
医師の資格がないのに医療行為である腸内洗浄を行ったとして、千葉県警環境犯罪課などは3日、医師法違反の疑いで、同県山武市松尾町大堤、元診療所経営、菱木近義容疑者(55)ら3人を逮捕した。
同課によると、菱木容疑者らは「悪い物が出て体がきれいになる」などとうたい、確認された範囲で女性患者計6人にコーヒーを使った浣腸を実施。
健康被害は確認されていないが、同課は他にも同様の違法行為を行っていたとみて調べている。
同課によると、いずれも容疑を否認しており、菱木容疑者は「準備や後片付けはしたが、浣腸自体は患者が自分でやっていた」と話しているという。
逮捕容疑は昨年4月23日〜8月27日までの間、同市内に設立した「代替医学総合研究所松尾本店」(昨年閉鎖)で、
便秘などの症状を訴えていた当時中学1年の女子生徒(14)ら患者2人に、浣腸器具を使って肛門からコーヒーを注入するなど、無資格で腸内洗浄を行ったとしている。
同課によると、菱木容疑者らは県内2カ所で診療所を経営。自然治癒力を引き出す「レインボー療法」や耳ツボダイエットなどの施術を患者に行っていたといい、
昨年から今年7月にかけ、患者のべ約5千人から約4千万円を売り上げていたという。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110113/chb11011323420121-n1.htm