まごころを、君に

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1名無しさん@涙目です。(千葉県)

 被災者支援や復興に欠かせない存在となっているボランティア。東日本大震災では事前の準備が奏功し、
スムーズな受け入れに成功している例がある一方で、拠点作りや被災者ニーズの調整に手間取るケースも見られる。
現状と課題を探った。

 ◇内陸からバスで送迎…岩手

 県外からのボランティアの受け入れは、被災から約4週間の4月8日前後からと遅れた。
理由は、津波被害で宿泊場所や移動手段、資材・食料が不足したためだ。
現地で態勢を作ると想定されていた市町村や社会福祉協議会の職員が被災、リーダー不在となって対応できなかった面もある。

 現在も状況が大きく改善したわけではない。
住宅の汚泥片付けや仮設住宅への引っ越しなどの要望が出始め、多くの人手が必要となっている。
県災害ボランティアセンター(VC)などは現地の受け入れ負担を軽くしようと、8日からは盛岡市など内陸都市を出発し、
ボランティアを被災地まで運ぶバスを運行するところまでこぎつけた。

 盛岡発のバスは8〜10日で大槌町に入った。8日は大阪からのボランティアも含め70人が床上浸水被害のあった桜木町地区へ。
4〜5人に分かれて泥を取り除き、家財道具を運び出した。盛岡市の無職、工藤義之さん(65)は「故郷に恩返ししようと思った」と語った。

 一方、拠点の一つ遠野市では、市社会福祉協議会や地元NPO、神戸市などの県外防災団体が3月28日、「まごころネット」を設けた。
地元住民から現地のリーダーを育てるとともに、県外防災団体のネットワークを使って情報を発信。
息の長いボランティアの参加につなげるのが狙いだという。【清藤天、苅田伸宏】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000036-maip-soci