復興支援で、自衛隊員のストレス死 重要視されるPTSD対策
自衛隊員死の実情
3月11日に発生した東日本大震災以降、日本の自衛隊の活動は、職務とはいうものの、過酷をきわめている。
隊員たちのストレスの現状
現在、被災地で活動を行う自衛隊は、陸海空あわせると、延べ20万人に及ぶ日もあるという。彼らの士気は相変わらず高く、
被災者から賞賛の声が上がることには変わりないが、このところ、彼らの活動を阻む別の事態が起こり始めているという。
現場の指揮官が、最近気が付いた複数の部下の言動から、心的外傷後ストレス症候群(PTSD)の症状を起こしている隊員が増えていると判明したそうだ。
視線を仲間と合わすことをせず、目は虚(うつ)ろに空を見つめ、表情は暗く寡黙、ひっきりなく首をひねり無意味に歩きまわるというものだそう。
そして、異様なのが、本人には、これらの記憶がまったくないということだ。
理由は、普段経験のないような膨大な量の遺体を見たり触ったりすることからのショックのようだ。遺体は、彼らの子供と同じくらいの年齢のものも多く、
また、通常の溺死にくらべ、腐敗がすさまじい。それらが、一面に漂うため、腐敗臭も並ではない。ほとんど風呂に入れない彼らの、下着に染み付き、離れないのだという。
PTSDの症状は、直接遺体に関わらなくても、強いストレスを強いられる、放射線除染作戦部隊とその周辺でもでているようで、
ミーティングの最中に、突然黙り込んでしまう隊員がいることも、司令部に伝わっているそうだ。
(参考:週刊文春 4月14日号)
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