テロ・フィナーレ

＜米同時テロ＞特別軍事法廷で主犯格ら５被告裁く　司法長官

毎日新聞 4月5日(火)17時55分配信
　【ワシントン古本陽荘】ホルダー米司法長官は４日、０１年の米同時多発テロの主犯格とみられているハリド・シェイク・モハメドら５被告を特別軍事法廷で裁くと発表した。

　オバマ政権は当初、テロ容疑者を収容するキューバのグアンタナモ海軍基地収容所の閉鎖を公約に掲げ、
モハメド被告らについても、連邦裁判所で裁く方針を表明していたが、反対論が根強く事実上の公約撤回に追い込まれた。

　ホルダー長官は０９年１１月にニューヨークの連邦裁でモハメド被告らの裁判を行うと発表。だが、新たなテロが発生する懸念や警備の負担などから地元で反対論が噴出。
さらに、連邦議会が、今年度の国防権限法に、グアンタナモ収容所のテロ容疑者を米本土に移送することへの予算支出を禁じる条項を盛り込んでいた。

　ホルダー長官は４日の記者会見で、連邦裁での審理が望ましいとの立場を強調したうえで、
議会の対応について「愚かで正当性を欠くものだ。誰がどこでどのように裁かれるかを決めるのは、行政府でなければならない」と批判した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110405-00000074-mai-int