http://www.excite.co.jp/News/society_g/20110401/Postseven_16348.html 避難所の寝たきり男性 ベテラン看護師の魔法で歩き始める
300人以上の被災者が暮らす避難所を、白衣姿の女性の “魔法”が満たしている。宮城県名取市の名取第一中学校でカルテの束と血圧計を手に、連日被災者と向き合うボランティアの看護師・
齋藤カツ子さん(66)。東北大学病院で副看護部長として定年まで勤めた看護のエキスパートだ。自らの経験が役に立てばと、震災翌日、ボランティアに名乗りをあげた。
ある日の回診では、避難所で寝たきりになった高齢の男性に「立ち上がれるおまじないをしてあげる」と宣言。足を揉んでからツボ押しすると、
男性はゆっくりと立ち上がって歩き始めた。家族は「じいちゃんが歩いた」とびっくり。さらに、不眠に苦しむ73才女性に「眠れるおまじないを教える」とリンパマッサージのやり方を伝授した。