セレブのお悩みを描く「SOMEWHERE」、いまの日本社会の実相といかにリンクするか?
とはいえ作品世界は、やはりセレブな生まれ育ちの影響がものすごく大きい。
実際、ソフィア映画は、その“お嬢さまイズム”に乗れるか乗れないかが、ずっと作品評価の分かれ目になってきた。
さて、めでたくヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した今回の新作「SOMEWHERE」も、
まさしく“セレブのお悩み”をさらに追求した映画である。
主人公は、ハリウッドで成功を収めた俳優ジョニー(スティーヴン・ドーフ)。
高級ホテルで暮らし、フェラーリを乗り回し、空いた時間にはポールダンスのデリ嬢(そんなサービスあるの!?)を部屋に呼んで踊ってもらうという、
カネと孤独をもてあます生活を日々送っている。
そんな彼のもとに、別れたヨメと住んでいる11歳の娘クレオ(エル・ファニング)がやってくるのだが……。
http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/story.html?q=hwchannel_20110401_0102