福岡市「放置自転車(修理済)を被災地に70台送るわ」
放置自転車で石巻を応援しチャリ 福岡市が70台提供
東日本大震災の被災地で移動手段として活用してもらおうと、福岡市は29日、引き取り手のない放置自転車70台を「復興応援自転車」として宮城県石巻市に提供すると発表した。
提供するのは、撤去後に所有者が6カ月間現れず、福岡市に所有権が移った放置自転車。
県自転車軽自動車商協同組合に加盟する自転車販売店がパンクなどの修理を無償で行った後、西鉄グループが4月1日、10トントラックで現地に搬送する。
宮城県石巻市には福岡市など4政令市が420台、同県名取市には広島市が70台をそれぞれ提供する。全国の自治体などでつくる全国自転車問題自治体連絡協議会(東京)が窓口となり、今後も継続的に取り組む。
被災地では、多くの人が避難所での生活を余儀なくされ、ガソリンも不足していることから、宮城県が被災者の「移動手段」として放置自転車の提供を要請していた。
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