イランの科学論文の成長率?
http://japanese.irib.ir/index.php?option=com_content&view=article&id=17370:2011-03-30-14-37-29&catid=16:gozarash-kabari&Itemid=118 アミーンザーデ解説員
イランが、科学論文の発表数の点で、世界最高の成長率を誇っています。
フランス通信が、29日火曜、世界各国の知識の生産に関する報告の中で、
「イランの科学論文の数は、1996年には736件だったのが、2008年には1万3238件に増加した」と伝えました。
ISI情報科学研究所は、最近の報告で、「イランの研究者は、2009年に2万228件の科学論文を発表し、2008年から順位を2位上げ、
世界のトップ55カ国の間で22位となった」としています。現在、イランの知識生産の成長率は、世界平均の13倍となっています。
世界における科学の急速な成長を踏まえ、イランは2025年の科学的な開発目標を達成するために、215万件の論文を提出する
必要があり、これが達成されれば、この数は、世界の知識生産の4.5%に相当することになります。
様々な統計が示しているのは、世界の科学が急速な変化を遂げており、科学新興国が現れているということです。そのため、
この10年のイランの科学面での輝かしい成功は、様々な能力の開花を示すものですが、知識の生産分野で中東地域のトップを
目指す20カ年計画の目標を実現するためには、さらなる努力が必要とされています。この目標の実現を早めるため、
イランでは今年3月、科学技術や思想の様々な分野における3年間の調査と緻密な計画を含む、イランの包括的な学術計画が
発表されました。これにより、イランでの科学技術の生産に向けた活動はより効率的で有意義なものになるでしょう。
イランはイスラム革命後の32年間、アメリカをはじめとする世界の大国から、不公正な制裁により、数多くの妨害を受けてきました。
その目的は、イランの発展を阻止することにあり、イラン国民の敵は、イランの経済的、科学的な発展や成長を妨害しようと全力を
尽くしています。それにも拘わらず、若い世代を中心としたイランの学者や専門家は、自負心を持ち、自らの能力に頼ることで、
核技術、遺伝子工学、クローン技術、ナノテクノロジーなどの分野で前進しており、大きな成功を手にしているのです。