IAEA=国際原子力機関は30日、避難指示の出ていない福島県飯舘村から「独自に定める避難基準を超える放射性物質を土壌から観測した」として、
日本政府に状況を注視するよう促したと明らかにしました。
「初期の調査でIAEAの避難基準値の1つを超える値が飯舘村で検出された」(IAEA国際原子力機関 フローリー事務次長)
IAEAは18日から26日まで、各地で土壌に含まれる放射性物質の調査を行いました。
その結果、福島第一原発の北西およそ40キロにある飯舘村で、「IAEAが独自に定める避難基準の2倍にあたる放射性物質を観測した」として、
日本政府に状況を注視するよう促したということです。
AP通信によりますと、IAEAの高官は飯舘村での測定値が「1平方メートルあたり2メガベクレル」で、
「IAEAの基準のおよそ2倍にあたる」と話しているということです。
飯舘村は一部が屋内待避の対象となっていますが、避難指示は出されていません。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4688276.html