東日本大震災:福島第1原発事故 「東電の損賠免責ない」 枝野氏が個人的見解
枝野幸男官房長官は25日の記者会見で、福島第1原発の事故を巡る東京電力の損害賠償責任について
「安易に免責の措置が取られることは、この(事故の)経緯と社会状況からあり得ないと、個人的な見解として思っている」と述べ、
原子力損害賠償法に定められた免責措置を東電に適用することには慎重な姿勢を示した。
原発事故の賠償制度を定めた同法は「異常に巨大な天災や社会的動乱」が事故原因となった場合、
電力会社の責任を免責して国が代わりに賠償するとの規定がある。
今回の事故では周辺住民や企業、農家などの損害額が「1兆円を超える可能性がある」とも指摘されている。
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110326ddm008040077000c.html