宮台真司
前に宮崎駿さんと対談した事があるんですが、
30秒で決裂して鈴木敏夫プロデューサーとか、
日テレとか徳間の偉い人が取り持ってくれて対談が継続したんですが、
私が彼を怒らせたきっかけは 「魔女の宅急便」 と 「耳をすませば」 について
宮崎さんは女の子をわかっていませんねと言ってどうも彼を直撃したようです。
図星だったようです。
それは僕が少女漫画評論家を看板にして女の子がわかっているマンガと
女の子がわかっていないマンガは一目瞭然で、
宮崎さんのこの2本の映画はわかっていない。
僕の大好きなラピュタの女の子シータ、あるいはコナンの女の子ララちゃんと同じでしょう。
出てくる女の子のキャラクターが造詣さえ違え同じで、いつも同じズリネタみたいな感じ。
そういう意味でわかっていないんだな。観念しかないんだなと思った。
男の子が女の子を知らない段階で女の子にはこうあって欲しいなという時の女の子ヴィジョン。
現実の女の子を知らなくてもこうあってほしいなとい生きる願望だけで生きる生き方もあります。
宮崎さんの生き方もいいと思います。空や雲や風を描いてくれたからいいです。
http://blog.livedoor.jp/ten_years_after/archives/51980525.html