原発「「いいよ！来いよ！胸にかけて胸に！」

福島第一原発３号機へ地上放水−保安院は事故レベル引き上げ

３月18日（ブルームバーグ）：東日本大震災で被災した東京電力福島第一原子力発電所では18日午後、使用済み燃料貯蔵プールの冷却ができない３号機に対し自衛隊などによる放水作業が行われた。
一方、原子力安全・保安院は同日、同原発の事故レベルを「４」から「５」に引き上げた。

枝野幸男官房長官は同日夕の記者会見で、３号機への放水について、水蒸気が確認されたとし、燃料貯蔵プールに水が入っているのは「ほぼ間違いないとの報告を受けている」と述べた。
共同通信などによると、３号機への放水は同日午後２時前から同40分ごろまで自衛隊などの消防車７台を使い実施された。
東京消防庁から派遣されたチームも放水を準備している。
事故レベルを引き上げたことについて、原子力安全・保安院の西山英彦審議官は「炉心燃料の３％以上が損傷していることと放射性物質が出ている」ことを指摘、重大な損傷に相当すると述べた。
一方、同日午前中は原子炉冷却機能を回復させるための外部電源の復旧工事が集中的に行われた。官房長官は、電源を外から引く作業が進んでいるとの報告を受けているとしながらも、「どこかの部分が外部電力によって復旧したという段階には至っていない」と述べた。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920019&sid=adGwPa4Kh6KU