配膳中、6年3組の担任の鎌形真喜子教諭(29)は「被災地は大変な状況が続いています」と子どもたちに語りかけた。
大森千尋さん(12)は「被災地の人たちのことを考えたら、すごくおいしく感じる」と話した。
千葉市内179の小中学校・特別支援学校では震災後、給食からおかずが消えた。
食材の確保が難しいことや、同じ市内でも計画停電の対象になって調理や食器洗浄ができない
地区とできる地区に分かれて対応に差が出るのを避けるためだ。
市教育委員会は授業を3時間目までとし、帰宅直前に給食を出すよう全校に指示している。
メニューは各校が用意できる限り。多くはパンやおにぎりと牛乳だけだ。
「調理員さんたちが、揚げパンにするなどできる範囲で工夫を凝らして食べやすくしてくれている。
両親が働いている子どもが多いので、量は少なくても何とか学校期間中は続けたい。
東京都内の小中学校の大半では16日、給食から牛乳が消えた。
牛乳の大半を調達している東京都給食センターによると、牛乳を供給する関東のメーカーは工場が損傷して使えないラインができたうえ、
紙パック用の紙の調達も難航。生産がストップしているという。
http://www.asahi.com/national/update/0317/TKY201103170199.html