枝野長官会見(上)「行方不明の報告ない」 原発爆発
枝野幸男官房長官が14日午後0時40分、東京電力福島第1原子力発電所3号機の爆発について、首相官邸で開いた記者会見の詳報は以下の通り。
「本日午前11時1分に爆発が確認された東京電力福島第1原子力発電所3号機の件について報告を申し上げる。みなさん映像などをごらんになっている方々、
大変ご心配をされているかと思うが、その後入手した、あるいは確認したデータから結論を申し上げれば、先ほど申し上げた通り、格納容器の健全性は
維持されているものと思われる」
「格納容器の圧力は、午前11時13分に380キロパスカル、11時55分に360キロパスカルで、内部圧力が安定している。先ほどの会見で申し上げた通り、
現地所長の報告にあった健全性が、ある程度裏付けられたものと思う」
「また、放射線量のモニタリングの結果をみると、発電所内のサービスホールで、11時37分、1時間あたり50マイクロシーベルト、
発電所正門付近で11時44分時点で1時間あたり20マイクロシーベルトとなっており、特段の変化は確認されていない」
「なお、若干距離のあります約5キロ離れているオフサイトセンターの午後0時36分のデータも1時間あたり1マイクロシーベルトと昨日とほぼ同じ数値を示していて、
いずれも大量の放射線量を示すものではない」
「なお、いずれのポイントにおいても中性子線について問題あるデータは出ていないと報告されている。また中央制御室も維持されていることが確認された。
なお、3号機に対する注水活動だが、実施中のまま作業員が退避をしたというのが正確な報告だ」
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110314-00000631-san-pol