熊本市の保育園児、清水心ちゃん(享年3)の遺体を遺棄した疑いで逮捕された山口芳寛容疑者
(20)、事件当日のその足取りを追ってみた。
3月3日、ひな祭りとあって子供連れの客で賑わうスーパーにいつも使っている自転車で向かった
山口容疑者。リュックサックを背負った上から黒い上着を羽織っていたのは、その大きなリュックを
あまり見られたくなかったのだろう。
午後3時57分に入店、その後店から出ることなく店内を歩き回ると、トイレ近くの待合スペースに腰
を下ろした。入店からおよそ4時間。山口容疑者の目の前をトイレに向かう心ちゃんが通る。そこに
は防犯カメラもあり、「防犯カメラ作動中」のステッカーも貼ってあったが、山口容疑者は後を追った。
「女子トイレから心ちゃんの指紋が見つかったとの報道もあります。山口容疑者は殺害場所につい
て障がい者用トイレだったと自供しているので、女子トイレから身障者用トイレに連れ込んだことに
なります」(社会部記者)
殺害するつもりはなく、騒いだために「口をふさぎ、首を絞めたら亡くなった」と話しているが、リュッ
クサックに心ちゃんの遺体を詰め、自転車に飛び乗り、猛スピードで現場から走り去った。そして排
水路の柵の内側へ心ちゃんの遺体を遺棄したのだ。
慌てふためいた逃走から一転、殺害から30分後には驚きの行動をとる。 「山口容疑者は心ちゃん
を殺害してわずか30分後に友達を誘ってオンラインゲームをしているんです。事件のことを知った
その友人たちは“怖い”と漏らしていました」(前出・社会部記者)
※女性セブン2011年3月24日号
http://www.news-postseven.com/archives/20110311_14710.html