東日本大震災で大津波に襲われた宮城県亘理(わたり)郡山元町にある山元トレセン(面積62ヘクタール、274頭収容可能)が
水没を免れていたことが12日、分かった。社台グループの前線基地で、入厩馬は無事。
ただし皐月賞の有力馬トーセンラー(牡3、栗東・藤原英)は、当初予定していた15日の栗東帰厩延期を余儀なくされた。
宮城県南部の海岸線から2キロ未満の距離にある山元トレセンは、大規模な津波被害を受けた亘理郡の中でも高
台にあるため難を逃れた。地震後は停電と断水があったものの、非常用の発電機が手配でき、水の供給もできているという。
全馬の無事が確認されている。
山元トレセンは社台グループが誇る前線基地で、北海道と美浦・栗東トレセンの中継地。
270頭余りを収容可能で、多くの有力馬がリハビリやトレーニングを行っている。
地震発生時にはトーセンラーのほか、アリゼオ、クォークスター、ミラクルレジェンドといった重賞ウイナーが在厩していた。
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