福島 双葉町で患者3人被ばく
3月12日 22時47分
福島県は、福島第一原子力発電所のおよそ3キロ北にある双葉町での病院で、
患者や職員90人のうち患者3人を抽出して検査したところ、3人全員が被ばくしたと発表しました。
福島県は、「この3人の被ばくは、放射性物質を洗い落とす除染が必要なレベルだが、
3人の体調には異常はない」としています。
福島県によりますと、福島第一原子力発電所から半径10キロ以内の避難指示の範囲に位置する、
双葉町にある双葉厚生病院にいた寝たきりの患者や職員90人のうち、
患者3人を抽出して被ばくの検査をしました。その結果、患者3人全員が被ばくしていて、
3人は放射性物質を洗い落とす「除染」が必要なレベルでしたが、福島県は「3人の体調には異常はない」としています。
福島県によりますと、病院にいた90人は、12日午後3時半ごろ、
福島第一原発の1号機で爆発が起こったときに、高校のグラウンドで自衛隊のヘリコプターによって運ばれるのを待っていたということです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110312/k10014633691000.html